特徴
原油生産 | アジア特に中東に油田が集中。新期造山帯に主要な油田が多い。 |
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利用 | 燃料だけでなく、プラスチック、医薬品、肥料、洗剤、ゴムなどに広く利用されている。 |
世界統計
表から次のようなことが分かります
▽原油産出国は中東が多い
▽アメリカは3位の原油産出国だが半端ない量輸入している(中国も同様)
▽日本は相変わらず輸入大国
▽輸入は先進国だらけ
石油は用途が多種多様
石油は有機化合物の混合物なので大きな分留装置によってガソリン、重油、プロパンガス、ベンゼンなどを分けて利用します。もちろん燃料にも使われますが、医薬品、洗剤、プラスチックなど日常の必需品の原料に欠かせません。
しかし、特に医薬品、プラスチックなどはそれなりに技術のある国でなければ、原料があっても作ることができません。そのため先進国が石油の輸入が多くなる傾向にあります。
原油産出国
中東の国があきらかに目立ちます。これらの国は石油を輸出することで利益を出している、いわゆるモノカルチャー経済なのです。原油による地益が国の利益に直結するため原油価格は不安定で高騰することもしばしばあります。
そこで、海底油田の開発やパイプラインの発達でにより
すべて輸入に頼るのではなく
自国である程度石油をまかなうことができる国も出てきました。(アメリカ、北欧、など)
OPEC・OAPEC
OPEC (石油輸出機構) | 世界の主な産油国が加盟 |
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OAPEC (アラブ石油輸出機構) | アラブ人の産油国が加盟 |
欧米の大企業が産油国の油田を独占し、原油の値段を決めていました。これでは原油国に十分な利益が入らないので産油国の利益を守るために結成された機構で産油国が原油の値段を決められるようになりました。
豆知識 アラブ人
アラブ人とはアラビア語を話すムスリム(イスラム教徒)のことです。
イランは中東の国だがペルシャ語を話すペルシャ人なのでアラブ人ではない。
そのためOAPECにも加盟してないのです。
イランは中東の国だがペルシャ語を話すペルシャ人なのでアラブ人ではない。
そのためOAPECにも加盟してないのです。