地形
アフリカは赤道が通る大陸です。丸く大きな湖、ビクトリア湖を目安にしてください。
大陸東部には大地溝帯といって大地の裂け目があります。この淵にはキリマンジャロなど標高の高い山があり、タンガニーカ湖やマラウイ湖は細長いので断層湖です。断層湖は細長くて水深が深いという特徴があります。
アフリカは全体的に低地が少ない。下の表で確認してみてください。
※データ出典(データブックオブ・ザ・ワールド vol22 2010 二宮書店)
農業
地中海式農業 | ぶどう・オレンジ・コルク | モロッコ・アルジェリア・南アフリカなど(Cs) |
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遊牧 | 家畜とともに暮らし牧草を求めて移動 | サハラ砂漠周辺 |
焼畑農業 | ヤムイモ・タロイモ | ギニア湾沿岸の熱帯雨林 |
アジア式畑作 | 稲作 | マダガスカル |
オアシス農業 | 綿花・小麦・米など | ナイル川流域 |
プランテーション | カカオ・茶など | ガーナ・コートジボワール・ケニア |
アフリカなのに地中海式農業?と思うかもしれませんが、Cs気候(地中海性気候)の地域で行われているので納得できます。
人口の爆発的な増加によって過剰な焼畑が行われ、砂漠化の原因となっています。本来の焼畑は小規模で環境にもやさしいものだが、大規模な焼畑はその土壌をだめにします。
マダガスカルは熱帯、乾燥帯、温帯が共存する珍しい島です。また住民は大昔に移住してきたマレー系なので稲作を行っています。(これはかなりマニアックな知識なのであまり気にしなくてもいいでしょう)
オアシス農業は砂漠の真ん中にポツンとあるオアシスではなく、主にナイル川の水を利用して行う農業です。地下水を利用する場合はフォガラという地下水路が発達しました
プランテーションはヨーロッパなどの温帯では育たない作物(カカオ・茶など)を熱帯で育て、大部分を輸出します。人件費が安いため大規模に行われ、モノカルチャー化します。
モノカルチャー
農作物や鉱産物などの加工を必要としない一次産品を生産し、またその種類が少ないため、輸出の価格や、需要によって変動を受けやすい不安定な農業体制です。発展途上国に多い。