レイキャビクの雨温図 |
レイキャビクのハイサーグラフ |
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解説
レイキャビクはアイスランドの首都です。雨温図の気温のグラフを見ると直線でなく、鋭くとがっていないのでC気候つまり温帯です。降水量は偏西風の影響で年中一定となっています。
乾季がないのでCf気候です。基本的に偏西風が当たる地域=Cfbと判断して大丈夫ですが、今回はCfcという区分になります。ハイサーグラフは気温の年較差が少しあって、降水量が一定なので縦に短い形となっています。
Cfcとなるレイキャビク
Cf気候はCfa、Cfb、Cfc、Cfdに分類されます。その基準は次のように決められています。
Cfbでないのは緯度が高いから
緯度が高い地域ほど気温は基本的に下がります。レイキャビクは北緯約65°です。北極圏が北緯約66°だということを考えると気温が低くなることは納得できます。そのため、月平均気温が10℃以上の月が2ヶ月しかないのでCfbではなくなります。
Cfdでないのは暖流の影響
北極圏に近いほど緯度が高いので、緯度的には冬にもっと気温が下がっても良いはずです。ですが、最寒月平均気温が0℃付近となって違和感があります。これはメキシコ湾で温められたメキシコ湾流が北上し、北大西洋海流が流れる影響です。この暖流によって冬の気温が下がらないのでCfdではなくなります。