旅の情報〜地理の世界から〜|センター地理・地理B・地理A・地理学の解説・勉強

日本の人口問題

 

高齢化

日本の人口構成はお年寄りが多く、子どもが少ない傾向があります。これは先進国でよく見られる特徴です。
その原因は、医療の発達による寿命の増加、出生数の減少などがあります。

  65歳以上の人口が総人口に占める割合
高齢化社会

7%から14%

高齢社会

14%から21%

超高齢社会


21%以上

日本は2013年に65歳以上の人口が25%を越えていて、今後も増加傾向にあります。
日本は現在、超高齢社会にあるといえます。
また、戦後である1940年代後半に第一次ベビーブームが起きました。たくさん子供が生まれたのです。
この世代の人たちを団塊の世代と呼びますが彼らがちょうど今65歳を超え、高齢者となっています。

 

少子化

医療は発達して、幼いうちに亡くなる子供たちが減りましたが、子どもの人口は増えません。
元々生まれてくる数が減少しているのです。
このことを考えるうえで、合計特殊出生率というものを考えます。

 

合計特殊出生率とは一人の女性が一生のうちに産む子供の数を表したものだと考えてください。
単純に考えて、父と母の二人から生まれる数なので、合計特殊出生率が2.0より大きければ人口は増えます。
現在日本ではだいたい1.4です。

 

ただでさえ、子どもを産める年齢の女性人口が少ないというのに、産む数も少ないということで人口は急激に減少しています。
70年後には総人口が半分になるという統計データもあります。それほど遠くないうちに6千万人近くの人口が減るという異様な事態が起ころうとしているのです。

 

ひと昔前まで、子どもは自作農の労働力として重要な存在でした。田植えや稲刈りは大変なものですから。
また、医療が発達していないため大人になる前に亡くなる場合を考えて子だくさんの家もありました。
このような時代は沢山子供が生まれ、合計特殊出生率が2.0以上でした。

 

高度経済成長期に入ると第一次産業(農林水産業)から第二次産業(工業)、第三次産業(サービス業)へと推移していくと労働力としての子供が必要なくなりました。医療の発達により、子どもの死亡率の低下、女性の社会進出などによる晩婚化なども関係して合計特殊出生率は減少しました。

 

年功序列と終身雇用の崩壊

会社で働いている人は、年をとり勤務年数が多くなると、平社員→課長→部長というように昇格するのは当たり前でした。これを年功序列制といいます。しかし、高齢化により高齢者の数が増えますが、良い役員の席の数は変わりません。年をとっても良い役職に付けない高齢の社員があふれてきました。会社は実力勝負の世界になり、能力がなければ勤務年数が長くてもリストラに合う可能性も大きくなりました。

 

新入社員として入社した会社は、定年するまで雇ってくれるという終身雇用制が崩壊したことになります。
今となってはリストラ、転職などは当たり前となってしまいました。
いい大学に入って、いい会社に入ると安定した人生を過ごせるというシナリオは完全に無くなったと思います。

 

また、定年と言えば60歳だったのが、平成25年4月から65歳となり、定年が延長されました。
このことからも、若い人材が減り、高齢者が増えているということが分かります。

 

関連ページ




ケッペンの気候区分



トップページ 雨温図・ハイサーグラフ オリジナル問題集 サイトマップ お問い合わせ