旅の情報〜地理の世界から〜|センター地理・地理B・地理A・地理学の解説・勉強

潟湖・砂州・砂嘴・陸繋島

 

海岸には様々な地形がみられますが、今回は砂で形成された海岸地形を見ていきたいと思います。

 

海岸には砂が溜まります。これは沿岸流と言う海岸のすぐ近くを流れる波が砂を運んできます。この砂は河川が山から運んできた土砂、波が岸壁を削った土砂があります。

 

ユニークな形の砂浜海岸は有名な観光地である場所が多いです。

砂嘴(さし)、砂州(さす)、潟湖(せきこ)

砂嘴

砂州

 

 

沿岸流が砂を運び、鳥のくちばし状に堆積した砂浜は砂嘴と呼ばれます。

 

沿岸流によってさらに砂が運ばれ、砂嘴が発達して入り江が塞がれた形になると砂州となります。

 

また、塞がれた入り江は潟湖と呼ばれる湖になります。ラグーンとも言います。

 

砂嘴の地形図−三保の松原(外部リンク:地理院地図)
砂州と潟湖の地形図−天橋立(外部リンク:地理院地図)

 

潟湖は浅い
潟湖は他の湖と比べると水深が浅いという特徴があります。例えば、北海道のサロマ湖は水深約20m、島根県の中海では約17mです。

 

砂が溜まって砂嘴が砂州となり湾がふさがれますが、砂が溜まるためには浅い場所でなければなりません。また砂州が伸びる過程で湾の内部にも砂が入っていくので浅くなります。

 

水深が深い湖は断層湖
逆に断層湖は水深が深いという特徴があります。例えば、ロシアのバイカル湖は世界でいちばん深く水深は2000m以上、琵琶湖も断層湖で水深は約190mです。断層湖は地殻変動によって深いヒビが地面に入り、そこに水が溜まった湖です。

 

陸繋島、陸繋砂州、トンボロ

 

砂州が伸びて島につながった部分を陸繋砂州またはトンボロと言い、トンボロが繋がった島を陸繋島と言います。

 

対岸に島があると沿岸流が弱まり、砂が溜まりやすくなります。そこで陸と島の間に砂が堆積していき、最終的に島に到達します。

 

北海道の函館はトンボロ

 

左の写真はフェリーから見た函館山です。右の写真は函館山から見た函館市街です。

 

函館市街はトンボロに形成した街です。トンボロにつながる陸繋島は函館山と言うことになります。

 

地形図で見ると、函館山は山なので高低差があり等高線が入っていますが函館市街は砂が堆積してできたトンボロなので高低差は無く等高線は見られません。

 

函館の地形図(外部リンク:地理院地図)

 

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