成都の雨温図・ハイサーグラフ
成都の雨温図 |
成都のハイサーグラフ |
---|---|
解説
成都は中国内陸の都市で四川省に位置します。
雨温図の気温のグラフは直線ではないので赤道から離れています。鋭くとがってもいないのでC気候つまり温帯だと判断できます。降水量は冬に乾季が見られるのでCw気候だと判断できます。
ハイサーグラフは冬に乾季、夏に雨季なので、右上がりのグラフとなっています。
四川省は激辛の四川料理で有名です。なぜ辛い料理を食べるのかということも地理に関わっているところがあります。四川省は四川盆地の中にあり、周りを山に囲まれています。このため風が吹いても盆地の中の空気が入れ替わらず、夏は高温で湿気が溜まります。この状態では健康によくなので辛い料理で発汗して健康増進のためだと言われます。
雨温図・ハイサーグラフのヒント
雨温図・ハイサーグラフは気温と降水量を視覚的に見やすくしたものです。計算問題ではありません。気候区分=計算問題と思い苦手意識を持っている方もいるかと思いますが、計算が必要な場合は年間の月別降水量や気温の数値データが必要となります。
では雨温図やハイサーグラフなど気候に関する問題はどのようにして解くのか。それは気候に影響を与える要因つまり気候因子を覚えることから始まります。気候因子には緯度、海流、風、山脈、標高、隔海度…などがあります。
例えば、暖流が沖合を流れるため降水量が多い。標高が高いため気温が低い。季節風により降水量が変化するなど。これら気候因子の知識から総合して考えると気候区分は判断できてしまいます。
気候因子から気候区分を判断できるように次のページを参考にしてみてください。
ケッペンの気候区分まとめ
ケッペンの気候区分:熱帯気候の特徴
ケッペンの気候区分:砂漠気候の特徴
ケッペンの気候区分:温帯気候の特徴
ケッペンの気候区分:冷帯気候の特徴
ケッペンの気候区分:寒帯気候の特徴
気候因子まとめ
ケッペンの気候区分:熱帯気候Af、Am、Awの気候因子
ケッペンの気候区分:砂漠気候BW、BSの気候因子
ケッペンの気候区分:温帯気候Cfa、Cfb、Cs、Cwの気候因子
正確に計算したい場合
もっと雨温図・ハイサーグラフ問題を解きたい
ハイサーグラフが苦手