中央高原の気候の特徴と原因

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日本の気候は気温と降水量により次の5つに分類されることが多く、今回は内陸の気候です。

・北海道の気候
・太平洋側の気候
・日本海側の気候
内陸の気候
・瀬戸内の気候
・南西諸島の気候

中央高原は雨が少なく、気温が低い

長野県や岐阜県の都市は海からの距離が大きく、標高が高い所に位置するため、中央高原と呼ぶことがあります。

長野市の標高は418mであり、標高が高い場所に位置しています。また、長野市は周りを山で囲まれているため、長野盆地に位置する都市です。

中央高原では一年を通して雨が少なく、気温が低いという特徴があります。下の雨温図は長野市と東京のものです。
 
(左:長野、右:東京)
なぜ、中央高原で雨が少なく、気温が低くなるのかを説明します。

雨が少ない理由


夏は南東の季節風により太平洋から湿った空気が太平洋側に運ばれてきます。運ばれた湿気は山脈にぶつかり、上昇気流となって雨を降らせます。

雨を降らせた後の乾燥した空気は中央高原を抜け、日本海側へ通過します。

冬は北西の季節風により日本海から湿った空気が日本海側に運ばれてきます。運ばれた湿気は山脈にぶつかり、上昇気流となって雨や雪を降らせます。

雨を降らせた後の乾燥した空気は中央高原を抜け、太平洋側へ通過します。このように、太平洋側からも日本海側からも運ばれてくる湿気の量が少ないため、一年中降水量が少なくなっています。

中央高地と呼ばれる地域では、日本アルプス山脈が周りを取り囲んでいるため湿気を含んだ季節風が届きません。日本アルプス山脈は北から順に飛騨山脈、木曽山脈、赤石山脈の3つの山を含みます。「飛騨・木曽・赤石」とリズムよく覚えましょう。

気温が低い理由

上の雨温図をもう一度見ると分かりますが、長野市は東京より夏の気温が低く、冬の気温も低いことが分かります。

これは標高が影響しています。標高が100m上昇すると、気温が0.65℃の割合で下がることが知られています。この割合を気温の逓減率(ていげんりつ)と呼びます。

長野は東京より標高が高いため、気温が低くなると言えます。長野市の標高が418mということなので4.18×0.65≒2.7つまり海抜0mの都市より2.7℃程気温が低くなると考えられます。

また、海から遠いと言うことも関係します。海が遠いほど一年の寒暖の差(気温の年較差)が大きくなる傾向があります。そのため、長野では冬の冷え込みが大きいということになります。

なぜ、海から遠いと寒暖の差が大きくなるのか。それは、海に保温効果があるからです。

水には熱を保持する性質があります。湯たんぽを思い出すと分かりやすいでしょう。夏の間に海が温められ、冬まで暖かさを保持しています。日本では暖流の影響も考えられます。

その海から遠ざかるために冬の気温が下がります。

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