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時差の計算:日付変更線で悩む必要はない

地球は球体なので日本が昼の時、日本の裏側のブラジルは夜です。そのため、各地で標準時を決め時間を調整しているのです。各地の標準時の差のことを時差と言います。

 

地球一周は360°です。24時間かけて地球は一回転しているので、地球は1時間あたり回転します。計算式は次のとおりです。
360÷24=15

 

この15°というのは経度を表します。つまり、地球上で経度が15°変化すると1時間の時差が現れることになります。

 

経度の基準となるのはイギリスのロンドンを通る経度0°線で、本初子午線と呼ばれています。標準時子午線の裏側、東経および西経180°の経線を日付変更線と呼びます。

 

日付変更線から新しい時間が始まるため、日付変更線を東から西に超えるとき時計を1日進ませ、西から東に超えるとき1日遅らせます。

 

これが理解できず、時差の問題に苦手意識を持っている方も多いと思います。しかし、慣れてしまえば解き方はワンパターンなので簡単です。

 

これから紹介する方法は日付変更線を越えることを考えなくても分かるやり方で解説します。

 

 

時差の計算

  • 24時間表記で考える。
  • 日付変更線を越えない。
  • ロンドン中心の地図をイメージする

上記に注意して下の手順で行います。

@2都市間に経度差が何度あるかを計算する。

A計算した経度差を15で割る。
B2都市の位置関係から時差を足すまたは引く。
C日付を調整する。

 

練習問題を3問用意しました。分からない場合は図を参考にしてください。

 

時差の問題は下のようにロンドン中心の地図をイメージすると日付変更線を意識せずに説くことができます。テスト本番では他の問題からロンドン中心の地図を探して時差の問題を考えるというのも一つの手です。

問題(level1)
現在、東京は2020年7月24日午後8時である。この時カイロは何年何月何日何時であるか?
東京:東経135° カイロ:東経30°

 

答え
@2都市間の経度差は、135°−30°=105°
A105÷15=7    よって時差は7時間
Bカイロは日本より西にあり日本より7時間遅れいているのでの日本の時間から引く。20−7=13(24時間表記)
C日付は変わらない。
従ってカイロは2020年7月24日午後1時

 

問題(level2)
シドニーが7月25日午前9時である時、リオデジャネイロは何月何日何時であるか?
シドニー:東経150°    リオデジャネイロ西経45°

 

答え
@2都市間の経度差は、150°+45°=195°
A195÷15=13    よって時差は13時間
Bシドニーはリオデジャネイロより進んでいるので、9−13=−4(27日の−4時)
C0時より前なので前の日になる。24−4=20
従ってリオデジャネイロは7月24日午後8時

 

問題(level3)
現地時間5月29日午後6時にバンクーバから飛行機で日付変更線を越えてソウルに向けて出発した。バンクーバ−ソウル間のフライト時間を9時間30分とするとソウル時間で到着時刻はいつになるか?
バンクーバ:西経120°    ソウル東経135°

 

答え
バンクーバが5月29日午後6時の時ソウルは何時か考える。
@2都市間の経度差は135°+120°=255°
A255÷15=17    よって時差は17時間
Bバンクーバはソウルより遅れているので、18+17=35(29日の35時)
C24時を越えたので次の日になる。35−24=11
バンクーバを出発したときソウルでは5月30日午前11時である。これに所要時間を足せばよい。
従って到着時間は5月30日午後8時30分

 

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