地理の農作物、ライムギの栽培条件の特徴

ライ麦とはイネ科の植物で、ヨーロッパや北アメリカなどを中心に栽培されています。小麦や米などより寒冷な気候や痩せた土壌など劣悪な環境でも栽培できるので、小麦の栽培に向いていない東欧や北欧などの寒冷地で栽培されています。

紀元前3000年頃から栽培されており、小麦畑の雑草が小麦に似ているものが除草を逃れるといったことをくり返す過程でより小麦に似た植物へと進化してことによって出来たと言われています。その後土壌の状態が悪い小麦畑でライ麦だけが残り、穀物として利用されるようになりました。

貧困層が食べるものとして普及していましたが、18世紀ごろからは小麦の生産性が上がるとライ麦の需要は少なくなっていきました。しかし現代ではライ麦の豊富なビタミンB群やミネラル、食物繊維が多いことが認識されるようになり、健康的な食物として栽培されています。

ライムギパン(黒パン)の原料となる

ライ麦は主な用途は小麦と同じように、種子を粉末状にして黒パン(ライムギパン)の材料として使用されています。特徴としてはライ麦は柔らかい食感になる小麦とは違い、グルテンがないために生地の伸びが悪く固い食感のパンになります。

しかし密度が高いパンになるので、水分の抜けが少なく日持ちが良いです。パンの発酵に小麦粉のようにイースト菌ではなく乳酸を用いるので、生地が酸性になり酸味のある味わいになります。

このためライ麦は小麦粉と混ぜて作ることが多く、混ぜることによって独特の風味が緩和されて酸味も少なくなりふくらみもよくなります。

フランスやドイツでは小麦粉とライムギ粉の配合率によって名前が異なり、様々な種類のものが発売されています。

精製し胚乳だけを用いるライムギ粉の他に表皮や胚芽もすべて一緒に粉にした全粒粉があり、より栄養素が豊富なため健康志向の消費者に人気があります。

パンに利用される他にライ麦にはウイスキーやウォッカなどのお酒にも利用され、ロシアやカナダ、北アメリカなどで人気があります。

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